取扱説明書
D01129230A
TC-8 Chromatic Tuner/Metronome
TG-7 Guitar & Bass Tuner/Metronome
こ の た び は、TASCAM Chromatic Tuner/Metronome TC-8 / Guitar & Bass
Tuner/
Metronome TG-7をお買いあげいただきまして、誠にありがとうございます。
ご使用になる前に、この取扱説明書をよくお読みになり、正しい取り扱い方法をご理解いただいた
うえで、末永くご愛用くださいますようお願い申しあげます。お読みになったあとは、いつでも見
られるところに保管してください。
また取扱説明書は、TASCAMのウェブサイト( )からダウンロードするこhttp://www.tascam.jp/
とができます。
安全にお使いいただくために
この取扱説明書の表示は、製品を安全に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や財産
への損害を未然に防止するために、いろいろな絵表示をしています。その表示と意味は、次のよう
になっています。内容をよく理解してから本文をお読みください。
表示の意味
á警告 この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が想定
される内容を示しています。
á注意 この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定される内容お
よび物的損害のみの発生が想定される内容を示しています。
絵表示の例
á△ 記号は注意(警告を含む)を促す内容があることを告げるものです。
èí 記号は禁止の行為であることを告げるものです。
図の中に具体的な禁止内容(左図の場合は分解禁止)が描かれています。
á注意
ó
オーディオ機器、スピーカーなどの機器を接続する場合は、各々の機器の取扱説明書を
よく読み、電源を切り、説明に従って接続してください。また、接続は指定のコードを
使用してください。
電源を入れる前には、音量を最小にしてください。突然大きな音が出て聴力障害などの
原因となることがあります。
íヘッドホンをご使用になるときは、音量を上げすぎないように注意してください。
耳を刺激するような大きな音量で長時間続けて聞くと、聴力に悪影響を与えることがあ
ります。
電池の取り扱いについて
本製品は、電池を使用しています。誤った使用による発熱、発火、液漏れなどを避けるため、以下
の注意事項を必ず守ってください。
á警告(乾電池に関する警告)
í乾電池は、絶対に充電しないでください。
乾電池の破裂、液もれにより、火災・けがの原因となります。
á警告(電池に関する警告)
ó
電池を入れるときは、極性表示(プラス±とマイナス—の向き)に注意し、電池ケース
の表示されているとおりに正しく入れてください。間違えると電池の破裂、液もれによ
り、火災、けがや周囲を汚損する原因となることがあります。
保管や廃棄をする場合は、他の電池や金属製のものと接触しないように、テープなどで
端子を絶縁してください。
使い終わった電池は、電池に記載された廃棄方法、もしくは各市町村の廃棄方法に従っ
て捨ててください。
í
指定以外の電池は、使用しないでください。また、新しい電池と古い電池、または種類
の違う電池を混ぜて使用しないでください。電池の破裂、液もれにより、火災、けがや
周囲を汚損する原因となることがあります。
電池を金属製の小物類と一緒に携帯、保管しないでください。電池がショートして液も
れや破裂などの原因となることがあります。
電池は、加熱したり、分解したり、火や水の中に入れないでください。
電池の破裂、液もれにより、火災、けがや周囲を汚損する原因となることがあります。
液がもれた場合は、電池ケースについた液をよく拭き取ってから新しい電池を入れてく
ださい。
液が目に入った時には、失明の恐れがありますので、目をこすらずにすぐにきれいな水で
洗ったあと、ただちに医師にご相談ください。液が体や衣服に付いたときは、皮膚の怪我・
やけどの原因になるのできれいな水で洗い流したあと、ただちに医師にご相談ください。
電池の挿入や交換は、本機の電源を切った状態で行ってください。
長時間使用しないときは、電池を取り出しておいてください。
電池から液がもれて火災、けが、周囲を汚損する原因となることがあります。
もし液がもれた場合は、電池ケースについた液をよく拭き取ってから新しい電池を入れ
てください。
その他の注意
º 次のような場所に設置しないてください。故障の原因となります。
≠ 振動の多い場所。 ≠ 極端に温度が低い場所。
≠ 窓際などの直射日光が当たる場所。 ≠ 湿気の多い場所や風通しが悪い場所。
≠ 暖房器具のそばなど極端に温度が高い場所。 ≠ ホコリの多い場所。
º パワーアンプなど熱を発生する機器の上に本製品を置かないでください。
º 本機の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持つ機器がある場合にハム(うなり)を誘導
することがあります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えてください。
º テレビやラジオの近くで本機を動作させると、テレビ画面に色むらが出たり、ラジオからの雑音
が出ることがあります。この場合は、本機を遠ざけて使用してください。
º 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着信時や発信時、通話時に本機から雑音が
出ることがあります。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、もしくは電源を切って
ください。
º 本製品を寒い場所から暖かい場所へ移動したときや、寒い部屋を暖めた直後など、気温が急激に
変化すると結露を生じることがあります。結露したときは、約1 〜 2時間放置した後、電源を入
れてお使いください。
º 製品の汚れは、柔らかい布でからぶきしてください。化学ぞうきん、ベンジン、シンナー、アル
コールなどで拭かないでください。表面を痛めたり色落ちさせる原因となります。
本書の表記
本書では、以下のような表記を使います。
º 本機および外部機器のキー/端子などを「 キー」 のように太字で表記します。TUNE
º ディスプレーに表示される文字を のように で括って表記します。“REPEAT” “__”
商標に関して
º TASCAMおよびタスカムは、ティアック株式会社の登録商標です。
º その他、記載されている会社名、製品名、ロゴマークは各社の商標または登録商標です。
各部の名称
チューニングメーター表示時
チューニングが低いと左に、高いと右にバーを表示します。バーが多いほどずれています。
チューニングが合うとピッチガイドサークル(中央の○)が点灯します。
[チューニングが合っていないとき (低いとき)] [チューニングが合ったとき]
項目表示時
各項目の上にバーが3本表示され、その項目が選択されていることを示します。
例:AUTO CALIB項目選択時
電池
電池について
本機は、単4形マンガン乾電池、単4形アルカリ乾電池、および単4形ニッケル
水素電池も使用することができます。
電池を入れる
本機の裏面にある電池ケース蓋をスライドして引き上げ、電池ケース内の
±と—
の表示に合わせて、単4形電池を2本セットし、電池ケース蓋を取り付けます。
注 意 付属の単4形アルカリ乾電池は、動作確認用です。そのため寿命が短
い場合があります。
電池残量警告
電池の残量がなくなってくるとマルチインフォディスプレーの右下の“ ”アイコンが点灯します。
その後、“ ”アイコンが点滅するようになり、まもなく電源がオフになります。
チューナー
チューナーとして使うには、 スイッチを にして、 キーを押します。STANDBY/ON ON TUNER
チューナーの応答速度を早くするにはUPキー、遅くするにはDOWN UPキーを押します。 キーと
DOWNキーを同時に押すと初期値(“0”)に戻ります。また、TUNERキーを押し続けると、マル
チインフォディスプレーに応答速度の現在の設定を表示します。
チューナー表示時に、 キーを押すと各項目を設定できます。SETUP SETUPキーを押す毎に設定項
目が変化します。チューナーに戻るには キーを押します。TUNER
MODE:モード設定
チューナーのモードを設定します。 キーを押して設定を変更します。UPキーまたはDOWN UPキー
と キーを同時に押すと初期状態(NDL(ニードル=針)モード)に戻ります。DOWN
≠ METR(メーター)モードにすると音名をマルチインフォディスプレーに表示し、メーターにず
れを表示します。(−50セント未満、−50セント〜 +50セント、+50セント超。2.5セント/
バー)
≠ STRB(ストロボアニメーション)モードにすると音名をマルチインフォディスプレーに表示し、
メーターはバーが音程が高い場合は右へ、低い場合は左へ流れるようにアニメーション表示しま
す。動きが早いほどずれが大きく、チューニングが合うと静止します。
≠ FINE(ファイン)モードにすると、メーターを高い精度で表示します(−20セント〜 +20セン
ト。1セント/バー)。マルチインフォディスプレーには音名を表示し、さらに一番左に を“F”
表示します。(例:“F Cã4”)
≠ NDL(ニードル=針)モードにすると音名をマルチインフォディスプレーに表示し、ずれ量をそ
の位置と前後の、あわせて3本のバーで表示します。
CALIB:キャリブレーションモード
A(ラ)の基準周波数を設定します。設定範囲は、349.0 〜 499.0Hzの範囲、1Hz単位です。UP
キーを押すと周波数が高くなり、DOWNキーを押すと低くなります。UPキーとDOWNキーを同時
に押すと初期値(“440.0”Hz)になります。
AUTOCALIB:オートキャリブレーションモード
A(ラ)の基準周波数を入力音に合わせます。設定範囲は、349.0 〜 499.0Hzの範囲、0.1Hz単
位です。入力音を検出すると計測を開始します。計測中はバーが中心から右へ移動し、右端に達す
ると設定が完了となります。UP DOWNキーと キーを同時に押すと初期値(“
440.0”Hz)になり
ます。
SCALE:音律(スケール)設定(TC-8)
UP DOWN UP DOWNキーまたは キーを押して音律を選択します。 キーまたは キーを押すたびに設
定が下のように変わります。UPキーとDOWNキーを同時に押すと初期値(“
12EQ”)になります。
マルチインフォディスプレーには短縮名が表示されます。
表示 内容 表示 内容
112EQ 12平均律 5 KBG キルンベルガーⅢ
2PTG ピタゴラス音律 6 KLR ケルナー
3MNT ミーントーン 7 VLT ヴァロッティー
4WKM ヴェルクマイスターⅢ 8 YNG ヤング
TYPE:チューニングタイプ設定(TG-7)
ギターまたはベースのチューニングのタイプを キーまたはUP DOWNキーを使って選択できます。
UP DOWNキーと キーを同時に押すと初期値(“GTR”)になります。マルチインフォディスプレー
には短縮名が表示されます。
表示 内容 表示 内容 表示 内容
1GTR ギター標準 5 DP-G drop-G 9 USR2 ユーザー設定2
2BASS ベース標準 6 OP-D open-D 10 USR3 ユーザー設定3
3CHRO クロマチック 7 OP-G open-G 11 USR4 ユーザー設定4
4DP-D drop-D 8 USR1 ユーザー設定1 12 USR5 ユーザー設定5
ユーザー設定をするには:
“USR1”
〜“USR5”のいずれかを選択して キーを押します。ユーザー名が設定できます。SETUP
一番 左の 文字が点 滅し 変更 可能状態 にな ります。UPキーまたはDOWNキーで文字を選択し
SETUPキーを押し決定すると、次の文字が変更可能状態になります。
これを繰り返しユーザー名を設定します。
次に設定を決めます。弦番号と音名(1弦はオクターブ番号付き)が表示されますので同様に設
定します。
すべての設定が終わったら、 キーを押してチューナーに戻ります。TUNER
TRANSPOSE:キー・トランスポーズ
UP DOWNキーを押すたびに半音上がり、 キーで半音下げることができます。
TC-8: 基準となるキーをずらすことができます。古典音律の基準音も変えることができます。
TG-7: フラット(õ)チューニング、ダブルフラット(
õõ)チューニングなどが簡単にできます。
設定範囲は“-6” “〜0” “〜+6”(初期値:“0”)です。
メトロノーム
STANDBY/ON ONスイッチを にして、METORONOMEキーを押します。マルチインフォディス
プレーに現在のテンポを表示して待機状態になります。UPキーまたはDOWNキーを使ってテンポ
を設定します。 キーと キーを同時に押すと(tempo)=UP DOWN “
120”に戻ります。
待機中に キーを押すと と を切り換え、また項目の設定ができます。SETUP BEAT TAP
再度METRONOMEキーを押すとメトロノーム動作を開始し、このキーを押すたびに動作/待機が
切り換わります。
BEAT:ビートモード
ビートパターンを選択できます。UP DOWNキーまたは キーを押すたびに設定が下のように変わり
ます。 キーと キーを同時に押すと初期値(UP DOWN “
4/4”)になります。
表示 内容 表示 内容
1 ミュート 7 6/4拍子0/0 6/4
2 アクセント無し 8 7/4拍子1/4 7/4
3 2/4拍子 9 8分音符(8ビート)2/4 8
4 3/4拍子 10 3連符3/4 12
5 4/4拍子 11 3連中抜き(シャッフル)4/4 SHU
6 5/4拍子 12 4連符(16ビート)5/4 16
TAP:タップモード
ユーザーが キーまたはUP DOWN UP DOWNキーをたたいて拍子を決めることができます。 キーと
キーを同時に押すと初期値(“
120 ”)に戻ります。
トーン
STANDBY/ON ON UPスイッチを にしてこのキーを押すと、音名を表示して待機状態になります。
キーまたはDOWNキーを使って半音ずつ音程を変えることができます(B1 〜 B6の範囲)。 キUP
ーと キーを同時に押すと初期値(DOWN “A4”)に戻ります。
再度TONEキーを押すとトーン動作を開始し、このキーを押すたびに動作/待機が切り換わります。
ボリュームを使ってスピーカーからの音量を変えることができます。トーンをオンにする前にボリ
ュームを0(ゼロ)にしておき、オンにしてからボリュームを上げてください。
その他
IN端子
TC-8は 端子に外部マイクなどをつないで使うことができます。TG-7はギターからの出力や外部IN
マイクを 端子につないで使うことができます。このとき内蔵マイクは使えなくなります。IN
OUT端子(TG-7のみ)
TG-7はIN端子の入力音をスルーして出力することができます。背面のTHRUスイッチでスルー出力
するか( )、ミュートして出力しなくするか( )を選択できます。THRU MUTE
バックライト
背面の スイッチでディスプレーのバックライトをオン/オフできます。BACKLIGHT
スタンド
スタンドを使うことで斜めにして使ったり、スタンドにあるスリットを譜面台に取り付けることができ
ます。しっかりと固定するものではありません。譜面台等から落下しないよう使用には注意してください。
仕様
定格
音律 :TC-8 平均律、古典7種(別表参照)/ TG-7:平均律のみ(7弦対応)
測定範囲 :A0(27.5Hz)〜 C8(4186.010006Hz)
基準発振音 :B1(61.73541Hz)〜 B6(1975.533672Hz)
音名 :C、Cã、D、Eõ、E、F、Fã、G、Gã、A、Bõ、B
チューニングモード:メーター、ストロボアニメーション、ファイン、ニードルの4モードとトーン機能
キャリブレーション範囲:349.0 〜 499.0Hz、0.1Hz単位
測定精度 :1セント以下(A=440Hz基準)
基準音発音精度:±1セント以内
テンポ範囲 :É=音符(記号で)= 30 〜 300
拍子 :1、2、3、4、5、6、7、8、12、16、シャッフル
内蔵マイク :無指向性、モノラル
入出力定格
IN端子 :6.3mm(1/4”)モノラル標準ジャック
OUT端子 :6.3mm(1/4”)モノラル標準ジャック(TG-7のみ)
内蔵スピーカー定格:0.4W
一般
電源 :単4形電池2本
電池持続時間 :300時間以上(A音連続入力時、バックライトオフ)
(単4形アルカリ乾電池使用時。使用状況により変動することがあります。)
外形寸法 :150 x 50 x 29mm(幅 x 高さ x 奥行き、突起を含まず)
質量 :100g(電池を含まず)
動作温度 :5 〜 35℃
付属品 :単4形アルカリ乾電池2本、取扱説明書(本書)、保証書
ユーザー登録について
TASCAMのウェブサイト(http://www.tascam.jp/)にて、オンラインでのユーザー登録をお願
いいたします。
アフターサービス
º この製品には、保証書を別途添付しております。保証書は、大切に保管してください。
º 保証期間は、お買い上げ日より1年です。保証期間中は、記載内容によりティアック修理センタ
ーが修理いたします。その他の詳細につきましては、保証書をご参照ください。
º 保証期間経過後、または保証書を提示されない場合の修理などについては、お買い上げの販売店
またはティアック修理センターにご相談ください。修理によって機能を維持できる場合は、お客
さまのご要望により有料修理いたします。
º 万一、故障が発生した場合は使用を中止し、お買い上げ店またはティアック修理センターまでご
連絡ください。修理を依頼される場合は、次の内容をお知らせください。
≠ 型名、型番(TC-8またはTG-7) ≠ お買い上げ年月日
≠ 製造番号(Serial No.) ≠ お買い上げ販売店名
≠ 故障の症状(できるだけ詳しく)
º 当社は、この製品の補修用性能部分(製品の機能を維持するために必要な部品)を製造打ち切り
後8年間保有しています。
º 本機を廃棄する場合に必要となる収集費などの費用は、お客様のご負担になります。
この製品の取り扱いなどに関するお問い合わせは
タスカム カスタマーサポートまでご連絡ください。お問い合わせ受付時間は、土・日・祝日・
弊社休業日を除く10:00 〜 12:00 / 13:00 〜 17:00です。
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にお掛けください。
電話:04-2901-1033 / FAX:04-2901-1036
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一般電話・公衆電話からは市内通話料金でご利用いただけます。
Printed in China
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